こんにちは、nicoです。
就活基礎講座の最後として、個人面接について書きたいと思います。
就活基礎講座の最後として、個人面接について書きたいと思います。
個人面接まで来ることが出来れば、基本的には選考も佳境です。
しかし、ここまで来てもまだ安心してはいけません。
内定が出るまでは気を抜かないでくださいね。
さて、個人面接では一体就活生の何を見てくるのでしょうか?
もちろん、この段階であってもコンピテンシーを見ていることには間違いありません。
(「コンピテンシー」についての記事はこちら)
しかし、実は見ているところは他にもあります、それは
まず、「こいつは使える人間か?」
これはどういうことでしょう。
例えば、選考が進めば、面接官は役員レベルの重役になってきます。
そうなると、人材採用を「マネジメント」という視点で見てきます。
つまりこの人材が社にとって有益な存在になるのか?ということですね。
利益を生み出す人間こそが会社にとって有益な存在ということです。
会社は「ヒト・モノ・カネ」で出来ていると言われます。
商品や利益というのはヒトが生み出すものですから、会社にとって最も大事な要素です。
これは、有名な経営書である「ビジョナリー・カンパニー2-飛躍の法則-」でも指摘されている事柄です。
次に、「こいつと一緒に働きたいか?」という視点です。
ここまでの話は会社にとっての視点ですが、ともに働く人間としての視点も大事です。
性格悪い奴や、礼儀知らずな人と一緒に働きたいと思いますか?
少なくともnicoはそんな奴とは働きたくないですし、一緒の空間にも居たくないですね(笑)
きっとこの記事を読むあなたもそう感じるでしょう。
自らのコンピテンシーを示しつつ、かつ自らが良い人材であることをアピールする。
これが個人面接での基本姿勢となります。
もちろん、前回の記事である集団面接での内容を、個人面接でもしっかと踏まえてください。
では、ここからは個人面接通過のために必要な行動を書いていきたいと思います。
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
これは「孫子の兵法」の中の一節です。
自国や他国の戦力分析、周辺情報などを全て考慮に入れることで負けない状況を先に作るという意味です。
つまり、情報を揃え準備する姿勢が勝つために大事であるということ。
未だに多くの起業家に愛読される孫子の兵法ですが、この言葉は就活にも応用できます。
個人面接における準備とは、面接で聞かれるであろう質問には前もって答えを用意しておくことだと思います。
例えば、
もはやどの企業であっても聞かれると分かっていることです。
対策できるならば、対策をしておく。
出来る人は誰でもしていることです。
もちろん、言うべき内容は自己分析や企業分析などに基づきます。
受ける企業ごとに発言内容は変化をつけましょう。
この部分は、多くの就活生が陥っていることではないかと思います。
ここでハッキリと言っておきます。
面接は、あなたの自慢話をする場所ではありません。
あなたが、志望する会社に適格かどうかを企業側が判断する場です。
ということは、合格・不合格の判断材料となる話は向こうから聞いてくるはずです。
あなたが自分から進んでアピールしたい話を切り出す必要などまるで無いのです。
聞かれたことだけに答えてください。
答えた話の中から、面接官は聞きたい部分だけを掘り下げて聞いてくるはずです。
集団面接の記事の中にもありましたが、会話はキャッチボールです。
自分だけ延々と喋る、聞いてもいない話をし始める、なんてのはコミュニケーション能力が無いとみなされる訳です。
そんな人とは一緒に働きたくない、と思われてしまうわけです。
面接官は嘘を見抜くプロであると言われます。
アホみたいな嘘はたいてい見ぬかれます。
ベテラン面接官は、基本的に面接というコミュニケーションの形式を何千回以上もこなしてきています。
その中で、言葉だけでは判断できない表情の変化、くせ、仕草を見ることで大体嘘かそうでないかが分かるようです。
ちなみに、やってもいないサークル活動をやったようにでっち上げた私の先輩は見事にバレてました(笑)
個人面接は最低でも2,3回はやるかと思いますが、その中で一貫して嘘をつき続けるのは至難の業です。
それが出来る人は恐らく詐欺師の才能があると思います(笑)
ですので、極力嘘は避けましょう。
バレたらまず間違いなく落とされます。
嘘つきと分かっている人を入社させる企業などありません。
バレなくても、その嘘を入社後も突き通す覚悟が必要です。
ちなみに、私はそんな覚悟なかったので嘘は付きませんでした。
「好きなスポーツは何ですか?」
と聞かれたら、私ならば
「野球です。」
と答えます。
これはまあ、ふつうですよね。
しかし、以下のように答えたとしたらどうでしょう。
「私は、小学2年生の時習い事をしようと思ったのですが、近所の団員募集という張り紙を見てそこに入りたいと思い、親に相談しました。そして入団後から大学までひたすら続け、ついには大学トーナメントで優勝することが出来ました。そこには様々な苦労がありましたが、全員で団結して勝つという喜びを感じました。ですので好きなスポーツは野球です。」
これは、典型的な「落とされる」しゃべり方です。
まず、物凄く回りくどい。
こういう話し方は非常に嫌われます。
一般的に、人間が集中して人の話を聞けるのは30秒であると言われています。
それ以上話されると集中が切れ、話の内容が全く頭に残らなくなります。
なので、常に結論から、簡潔に話す。
先ほどの質問なら、その後高確率で
「野球やってたの?」
と聞かれるはずです。
その時に始めて野球が好きになった理由を話せばよいのです。
これは私が感じたことですが、面接で緊張しても何一つ良いことはないのではないでしょうか。
上手く話せなくなりますし、なにより普段の自分を示すことが出来ません。
面接する側も、あなたの普段の姿を見たいと思っているはずです。
そこで、私は面接を「話しに行く」感覚で受けていました。
自分よりも長く生きている社会人の話というのはとても面白いです。
自分が知らないこと、わからないことを知ることが出来る機会と捉えると学びが非常に大きいです。
面接で緊張してしまうという人は多いです。
そういった人は、その対処法として面接の回数をこなそうとします。
もちろん、慣れといった面は非常に大きいので練習を重ねるのは大いに良いと思います。
しかし、先述のように「面接を受けるのではなく、偉い人と話をしに行く」という発想の転換をする。
そうすることで、全く心理状態が変わってきます。
恐怖が好奇心に変わるわけです。
そういうわけですので、話す感覚で面接を受けるのはおススメです。
…さて、以上で就活基礎講座は終りとなります。
では、まとめておきましょう。
これを出来たからといって内定が出ると保証されたわけではないことに注意してください。
そして、一度読んだだけでは実践することは難しいので、何度でもこれら基礎講座を見返してみてくださいね!
では、また次回。
第2回 就活で内定を出すために必要な基礎知識~「コンピテンシー採用」について~
第3回 就活において内定獲得までにあなたがするべき8つの行動フローとは?
第4回 自分の強みを知るために有効な4つの自己分析方法
第5回 プレエントリーする企業選びのための具体的方法
第6回 筆記対策を始めるべき時期と、その種類について
第7回 GD(グループディスカッション)を勝ち抜くための必須ポイント5ヶ条
第8回 集団面接で落ちないために。コミュニケーションのための5つの基礎の基礎
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しかし、ここまで来てもまだ安心してはいけません。
内定が出るまでは気を抜かないでくださいね。
さて、個人面接では一体就活生の何を見てくるのでしょうか?
もちろん、この段階であってもコンピテンシーを見ていることには間違いありません。
(「コンピテンシー」についての記事はこちら)
しかし、実は見ているところは他にもあります、それは
- 「こいつは使える人間か?」
- 「こいつと一緒に働きたいか?」
まず、「こいつは使える人間か?」
これはどういうことでしょう。
例えば、選考が進めば、面接官は役員レベルの重役になってきます。
そうなると、人材採用を「マネジメント」という視点で見てきます。
つまりこの人材が社にとって有益な存在になるのか?ということですね。
利益を生み出す人間こそが会社にとって有益な存在ということです。
会社は「ヒト・モノ・カネ」で出来ていると言われます。
商品や利益というのはヒトが生み出すものですから、会社にとって最も大事な要素です。
これは、有名な経営書である「ビジョナリー・カンパニー2-飛躍の法則-」でも指摘されている事柄です。
次に、「こいつと一緒に働きたいか?」という視点です。
ここまでの話は会社にとっての視点ですが、ともに働く人間としての視点も大事です。
性格悪い奴や、礼儀知らずな人と一緒に働きたいと思いますか?
少なくともnicoはそんな奴とは働きたくないですし、一緒の空間にも居たくないですね(笑)
きっとこの記事を読むあなたもそう感じるでしょう。
自らのコンピテンシーを示しつつ、かつ自らが良い人材であることをアピールする。
これが個人面接での基本姿勢となります。
もちろん、前回の記事である集団面接での内容を、個人面接でもしっかと踏まえてください。
では、ここからは個人面接通過のために必要な行動を書いていきたいと思います。
①聞かれそうな質問は前もって準備しておく
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
これは「孫子の兵法」の中の一節です。
自国や他国の戦力分析、周辺情報などを全て考慮に入れることで負けない状況を先に作るという意味です。
つまり、情報を揃え準備する姿勢が勝つために大事であるということ。
未だに多くの起業家に愛読される孫子の兵法ですが、この言葉は就活にも応用できます。
個人面接における準備とは、面接で聞かれるであろう質問には前もって答えを用意しておくことだと思います。
例えば、
- 「自己PRをしてください。」
- 「弊社を志望した理由を聞かせてください。」
- 「なぜこの業界を選ぼうと思ったのですか。」
- 「あなたの就活の軸をお聞かせください。」
もはやどの企業であっても聞かれると分かっていることです。
対策できるならば、対策をしておく。
出来る人は誰でもしていることです。
もちろん、言うべき内容は自己分析や企業分析などに基づきます。
受ける企業ごとに発言内容は変化をつけましょう。
②必要以上に自己アピールしない
この部分は、多くの就活生が陥っていることではないかと思います。
ここでハッキリと言っておきます。
面接は、あなたの自慢話をする場所ではありません。
あなたが、志望する会社に適格かどうかを企業側が判断する場です。
ということは、合格・不合格の判断材料となる話は向こうから聞いてくるはずです。
あなたが自分から進んでアピールしたい話を切り出す必要などまるで無いのです。
聞かれたことだけに答えてください。
答えた話の中から、面接官は聞きたい部分だけを掘り下げて聞いてくるはずです。
集団面接の記事の中にもありましたが、会話はキャッチボールです。
自分だけ延々と喋る、聞いてもいない話をし始める、なんてのはコミュニケーション能力が無いとみなされる訳です。
そんな人とは一緒に働きたくない、と思われてしまうわけです。
③嘘をつかない
面接官は嘘を見抜くプロであると言われます。
アホみたいな嘘はたいてい見ぬかれます。
ベテラン面接官は、基本的に面接というコミュニケーションの形式を何千回以上もこなしてきています。
その中で、言葉だけでは判断できない表情の変化、くせ、仕草を見ることで大体嘘かそうでないかが分かるようです。
ちなみに、やってもいないサークル活動をやったようにでっち上げた私の先輩は見事にバレてました(笑)
個人面接は最低でも2,3回はやるかと思いますが、その中で一貫して嘘をつき続けるのは至難の業です。
それが出来る人は恐らく詐欺師の才能があると思います(笑)
ですので、極力嘘は避けましょう。
バレたらまず間違いなく落とされます。
嘘つきと分かっている人を入社させる企業などありません。
バレなくても、その嘘を入社後も突き通す覚悟が必要です。
ちなみに、私はそんな覚悟なかったので嘘は付きませんでした。
④結論から簡潔に話す癖をつける
「好きなスポーツは何ですか?」
と聞かれたら、私ならば
「野球です。」
と答えます。
これはまあ、ふつうですよね。
しかし、以下のように答えたとしたらどうでしょう。
「私は、小学2年生の時習い事をしようと思ったのですが、近所の団員募集という張り紙を見てそこに入りたいと思い、親に相談しました。そして入団後から大学までひたすら続け、ついには大学トーナメントで優勝することが出来ました。そこには様々な苦労がありましたが、全員で団結して勝つという喜びを感じました。ですので好きなスポーツは野球です。」
これは、典型的な「落とされる」しゃべり方です。
まず、物凄く回りくどい。
こういう話し方は非常に嫌われます。
一般的に、人間が集中して人の話を聞けるのは30秒であると言われています。
それ以上話されると集中が切れ、話の内容が全く頭に残らなくなります。
なので、常に結論から、簡潔に話す。
先ほどの質問なら、その後高確率で
「野球やってたの?」
と聞かれるはずです。
その時に始めて野球が好きになった理由を話せばよいのです。
⑤面接を「偉い人と話に行く」という感覚で受ける
これは私が感じたことですが、面接で緊張しても何一つ良いことはないのではないでしょうか。
上手く話せなくなりますし、なにより普段の自分を示すことが出来ません。
面接する側も、あなたの普段の姿を見たいと思っているはずです。
そこで、私は面接を「話しに行く」感覚で受けていました。
自分よりも長く生きている社会人の話というのはとても面白いです。
自分が知らないこと、わからないことを知ることが出来る機会と捉えると学びが非常に大きいです。
面接で緊張してしまうという人は多いです。
そういった人は、その対処法として面接の回数をこなそうとします。
もちろん、慣れといった面は非常に大きいので練習を重ねるのは大いに良いと思います。
しかし、先述のように「面接を受けるのではなく、偉い人と話をしに行く」という発想の転換をする。
そうすることで、全く心理状態が変わってきます。
恐怖が好奇心に変わるわけです。
そういうわけですので、話す感覚で面接を受けるのはおススメです。
…さて、以上で就活基礎講座は終りとなります。
では、まとめておきましょう。
- 聞かれそうな質問は前もって準備しておく
- 必要以上に自己アピールしない
- 嘘をつかない
- 結論から簡潔に話す癖をつける
- 面接を「偉い人と話に行く」という感覚で受ける
これを出来たからといって内定が出ると保証されたわけではないことに注意してください。
そして、一度読んだだけでは実践することは難しいので、何度でもこれら基礎講座を見返してみてくださいね!
では、また次回。
就活基礎講座
第1回 就活のゴールとは一体何なのか?-内定を出せさえすればよいという「勘違い」-第2回 就活で内定を出すために必要な基礎知識~「コンピテンシー採用」について~
第3回 就活において内定獲得までにあなたがするべき8つの行動フローとは?
第4回 自分の強みを知るために有効な4つの自己分析方法
第5回 プレエントリーする企業選びのための具体的方法
第6回 筆記対策を始めるべき時期と、その種類について
第7回 GD(グループディスカッション)を勝ち抜くための必須ポイント5ヶ条
第8回 集団面接で落ちないために。コミュニケーションのための5つの基礎の基礎
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