こんにちは、nicoです。

「就活のゴールとは?」
 
と聞かれた時、大抵の学生は
「内定を出すこと」
と答えるかと思います。
間違いではありません。
  • 実際に内定を出せない学生が多いということ。
  • 内定を出しさえすれば、就職が出来、生活が安定すること。
これらを考慮すれば内定がゴールであると考えてもいいのでは?と思ってしまいます。

ですが、私は内定を出すことだけをゴールにしてはいけないと考えています。
何故でしょうか?
理由は以下の数値にあります。

32.4%

これは何の数字でしょうか。
実は、これは2012卒の3年後の離職率の数値なのです。(厚生労働省調べ)

内定を得ても、すぐ職を手放す人が多い時代

せっかく内定を貰い、安定を手にしたはずの人たち。
それなのに、何故か3人に1人は離職をしているのです。
内定を出せばそれで良い、というのは本当なのか怪しくなってきましたね。

となると、もう一つ知りたいことが出てきます。
離職の原因は何でしょうか。
「自分のやりたいことが見つかった!」
というようなポジティブな理由であれば問題ないはずですが…

同じく厚生労働省の「平成25年若年者雇用実態調査」によると
  • 「労働時間・休日・休暇の条件が良くなかった」…22.2%
  • 「人間関係が良くなかった」…19.6%。
  • 「仕事が自分に合わない」…18.8%
上記が理由のTOP3です。


これを見てあなたはどう感じますか。
「妥当な理由だ」
とか
「これくらいで辞めるなんて精神弱いなー」
とか思われるでしょうか。

nicoの感想としては、
就活の時点で未然に防止できる理由ばかりじゃないか
という感じです。
(とはいえ、人間関係はしかたがないところがあります。
こればっかりは入ってみないと分からないです。)

しかし、「労働時間・休日・休暇の条件が良くなかった」や「仕事が自分に合わない」
これは就活の事前調査でなんとでも調べられるような話ではないでしょうか

普段からどんな仕事をするのかとか、労働時間はだいたいどれくらいで残業は?休日出勤は?とか。
今では口コミサイトや掲示板も充実してますし、またOB・OG訪問で直接聞くなどやり方はいくらでもあります。
別に実際に入る前でも十分調査出来る内容だと思います。

特に、「仕事が自分に合わない」というのは驚きです。
自己分析をしっかりやっていれば、自分の嗜好性や適性などは分かるはずです。

内定をもらえたはいいが就活時の対処不足で職をすぐ変えてしまう。
私はこの現象を
「就職活動の失敗」
と呼んでも差し支えないのではないかと考えています。


就活の「真のゴール」とは?

…さて、どうでしょうか。
これがあなたの諸先輩方の現状です。
内定を出しても、その後は安泰…というわけでは必ずしもなさそうだということは分かりますね。


では以上の事を踏まえて、では本当の就職活動のゴールとは何なのか?

「自分に合った労働環境を探し出し、そこに入る」

これが就職活動の真の目的なのではないでしょうか?

ですから、そのゴールが必ずしも就職でなくても良いと私は考えます。
起業したいのであればすればいいし、フリーで生きていくという判断をしたのならそれでもいい。

どのような選択であれ、責任は自分にあるということは念頭に入れておく必要があります。
しかし、その選択を適切に行うためには
  1. まずはじめに、自分の適性を知ること(自己分析
  2. 次にその適性を活かせる場所を探すこと(企業分析
  3. 最後にそこに実際に入るということ(内定獲得
必ず上記のフローを経る必要があります。
そしてこれら無くして真のゴールの達成は無い!
…そうnicoは考えます。

昨今の就活は、この1, 2の視点にあまり目が向けられていないのではないでしょうか。
どうやれば内定が出るのかという小手先のテクニックでしか語られていない。
つまり3の視点でしか考えられていないのです。

このブログを読んでくださっているあなたには、是非とも1, 2の視点を獲得していただきたいと思っています。

そして、その真のゴールにあなたを到達させる。
それが当ブログの管理者であるnicoの「真のゴール」でもあります(笑)


今後も、コンテンツをどんどん増やしていきます。
皆さんのお役に立てるよう頑張って行きたいと思います。